「ヘブンズ ストーリー」「ランナウェイズ」
「ヘヴンズストーリー」★★★☆

妻と生まれたばかりの娘を殺害された男、両親と姉を殺害された幼い少女、復讐代行を副業とする警官、理由なき殺人を犯した青年、若年性アルツハイマーを患う人形師、これらの登場人物が絡み合い描かれる全9章からなる復讐と再生の物語。
4時間38分の大作です。
ベルリン映画祭国際批評家連盟賞と最優秀アジア映画賞をW受賞、キネマ旬報3位、映画芸術1位。
この映画を無事に見終えてお疲れ様と、一緒に見た友人とソラリアの喫茶店で、いろいろ話しました。
ここまで長くする必要があったのかなあ、両親を殺された孫を引き取ることになった柄本明があんなに泣いてるのに涙が出てなかった、最初と最後に挿入される人形芝居の意味は何、とか、思いつく他愛のないことを。
復讐は遂げられたけど、この世での再生はかなわなかったとしか思えない結末。監督は人間の悲しさや業を描きたかったのでしょうかね。
役者はそれぞれの役を自然に演じ、映画の中で本当に生きているようでした。
もちろん見ごたえはありました。せめて最後復讐を遂げずにいてくれたら。
私は登場人物の誰かに感情移入することも共感を持つこともできずに終わりました。
それがこの映画を心からよかった!と思えなかった原因だったのだと思います。
いろんな人たちの人生が交錯し最後は交わっていくという点では「海炭市叙景」とも似ていましたが、こちらのほうが日本の北の町の人たちに思いを馳せることが出来てとても感慨深いものがありました。
とにかく去年の話題作の1本です。映画館で見れてよかったです。
(2011/6/22 ソラリアシネマ)
「ランナウェイズ」★★★

こちらはちっとも話題になっていなかった映画。
知る人ぞ知る、ガールズバンドの走りのようなランナウェイズ。
シェリー・カーリーにダコタ・ファニング、ジョーン・ジェットにクリステン・スチュワート、この二人が本当によく似ていて歌もとても上手くて感心しました。
ロックがやりたかったジョーン・ジェットに対してそのルックスからボーカルに抜擢されたシェリー。
プロデューサーの戦略に乗りまたたくまに人気バンドに。
その当時は本国よりも日本で人気が出たグループなども多くランナウェイズもその一つ。
この過程は最近読んだ当時の日本側のロック事情を描いた東郷かおる子著「わが青春の黄金狂時代」と相まってとても面白く見ました。
来日公演の様子もなかなかうまく描かれており、ランナウェイズもリアルタイムで聞いていたので懐かしく、とても楽しめました。
109はなんと私と福岡から来た妹と二人でスクリーン独占でした。
ロック映画は映画館のいい音で見るに限ります。
(2011/6/25 109シネマズ)
10年ぶりかでクラプトンが福岡に。それもスティーブ・ウィンウッドとスティーブ・ガットも一緒。
1年前から11月のコンサートを楽しみに待っていたクリス・ボッティも日程が決定。
なんと同じ11月24日!365分の1の確率なのに・・・。
なんということでしょう・・。

妻と生まれたばかりの娘を殺害された男、両親と姉を殺害された幼い少女、復讐代行を副業とする警官、理由なき殺人を犯した青年、若年性アルツハイマーを患う人形師、これらの登場人物が絡み合い描かれる全9章からなる復讐と再生の物語。
4時間38分の大作です。
ベルリン映画祭国際批評家連盟賞と最優秀アジア映画賞をW受賞、キネマ旬報3位、映画芸術1位。
この映画を無事に見終えてお疲れ様と、一緒に見た友人とソラリアの喫茶店で、いろいろ話しました。
ここまで長くする必要があったのかなあ、両親を殺された孫を引き取ることになった柄本明があんなに泣いてるのに涙が出てなかった、最初と最後に挿入される人形芝居の意味は何、とか、思いつく他愛のないことを。
復讐は遂げられたけど、この世での再生はかなわなかったとしか思えない結末。監督は人間の悲しさや業を描きたかったのでしょうかね。
役者はそれぞれの役を自然に演じ、映画の中で本当に生きているようでした。
もちろん見ごたえはありました。せめて最後復讐を遂げずにいてくれたら。
私は登場人物の誰かに感情移入することも共感を持つこともできずに終わりました。
それがこの映画を心からよかった!と思えなかった原因だったのだと思います。
いろんな人たちの人生が交錯し最後は交わっていくという点では「海炭市叙景」とも似ていましたが、こちらのほうが日本の北の町の人たちに思いを馳せることが出来てとても感慨深いものがありました。
とにかく去年の話題作の1本です。映画館で見れてよかったです。
(2011/6/22 ソラリアシネマ)
「ランナウェイズ」★★★

こちらはちっとも話題になっていなかった映画。
知る人ぞ知る、ガールズバンドの走りのようなランナウェイズ。
シェリー・カーリーにダコタ・ファニング、ジョーン・ジェットにクリステン・スチュワート、この二人が本当によく似ていて歌もとても上手くて感心しました。
ロックがやりたかったジョーン・ジェットに対してそのルックスからボーカルに抜擢されたシェリー。
プロデューサーの戦略に乗りまたたくまに人気バンドに。
その当時は本国よりも日本で人気が出たグループなども多くランナウェイズもその一つ。
この過程は最近読んだ当時の日本側のロック事情を描いた東郷かおる子著「わが青春の黄金狂時代」と相まってとても面白く見ました。
来日公演の様子もなかなかうまく描かれており、ランナウェイズもリアルタイムで聞いていたので懐かしく、とても楽しめました。
109はなんと私と福岡から来た妹と二人でスクリーン独占でした。
ロック映画は映画館のいい音で見るに限ります。
(2011/6/25 109シネマズ)
10年ぶりかでクラプトンが福岡に。それもスティーブ・ウィンウッドとスティーブ・ガットも一緒。
1年前から11月のコンサートを楽しみに待っていたクリス・ボッティも日程が決定。
なんと同じ11月24日!365分の1の確率なのに・・・。
なんということでしょう・・。