「デトロイト・メタル・シティ」

久しぶりの投稿がこの映画というのもなんですが、「ハンコック」を見ようと出かけたイオンシネマ、ぎりぎりに着いたらまたまた長蛇の列(先週の日曜もそうでした)、予告が始まる時間になってしまい、それより10分遅れで始まるこちらの作品になりました。キッスファンとしてはやはり見ておこうかなと思っていた映画でもありまして(キッスのジーンシモンズが出演。タイトルはキッスのヒット曲「デトロイト・ロック・シティ」からなのでしょう。)
今日は30日でイオンお客様感謝デー、シネマメイト会員は1000円、さらに2倍ポイントと夏休み最後の土曜が重なったので多いはずです。
キッスのコンサートに初めて行ったとき、ちょっとドキドキしたことを思い出します。火を吹いたり、血をはいたりしてましたから。
メタルロックシティはデスメタルというジャンルだそうで、ビジュアルは同じだけどサウンドはとてもヘビーでキッスのサウンドはポップとさえ思えてきて、マリリンマンソンなんかに近いのでしょうね。
映画はライブシーンがかっこよかったのでそれだけでも十分に楽しめました。
大分の田舎からおしゃれな生活、おしゃれなポップシンガーを目指して上京した根岸君(松山ケンイチ)の軟弱ブリ、彼がおしゃれと感じる音楽が私にはとてもおしゃれとも思えず、渋谷のおしゃれ系をちょっと皮肉っているようなところも愉快で、デスメタルとおしゃれ系のギャップは笑えました。個人的には断然 デスメタルが好みですが。
「No Music、No Dream」というまっとうなテーマみたいなものが描かれているけれども、漫画をうまく映像化できてるのではないか、もうそれで十分楽しかったと思います。
根岸君の大分の実家ののどかさ、宮崎美子扮するお母さんも素敵でした。
映画を見ながらマーク・ウォルバーグ主演の「ロックスター」や中村獅童主演の「アイデン&ティティ」を思い出していましたが、どの作品も主人公が本当にやりたい音楽というのがいまひとつおとなしくてロックしていないのが困りものでした。
映画館は若い女の子が多かったですね。漫画のファン、松山ケンイチのファンかな。
松山ケンイチ、「デスノート」の彼だったのですね。あまりに印象が違ってびっくり。「椿三十郎」のときのほうに近いですね。