私の小さなピアニスト
泣けました!こんなに泣いたのは久しぶり。ほとんどの観客が涙をぬぐっていたようです。
泣ける韓国映画、泣かせる日本映画は最近はほとんど見ていなかったのですが、子供が主人公でピアニストの映画ならば話は別です。
落ちこぼれのピアノ教師ジス(オム・ジョンファ)は近所に住む孤児の悪ガキ、キョンミン(シン・ウィジェ)がピアノに興味があり、絶対音感を持つことに気づき、最初は自分のステップアップのためにピアノの指導を始めます。次第に心を通わせる2人でしたがコンクールの舞台でキョンミンは過去のトラウマからピアノを弾くことができません。
キョンミン役のシン・ウィジェは監督が全国のピアノ教室を回り1年以上かけて探し出した少年だそうですが、とても初めての演技とは思えないほどで、最初の野生児的な顔が次第に先生ジスを慕う優しい顔へとピアノに留まらず演技面での才能も感じさせました。
レッスンの度に上達していく様子がとても楽しく、コンクールで1位を獲得している天才少年だけあり見事なピアノを聞かせてくれます。
アメリカ人音楽教授のホームパーティで先生のためにピアノを弾くキョンミンの誇らしげ姿にここでも涙がでました。
「北京ヴァイオリン」のピアノ版とも言えそうです。祖母のキョンミンへの思い、ジスの下した決断、そして最後に用意された感動のシーン、全編ピアノの名曲に彩られた、愛すべき映画でした。
監督のクォン・ヒョンジンはこれまで200本以上のCMやミュージックビデオの演出を手がけ、これが長編劇映画第1作。韓国の映画祭でこの映画で新人賞を受賞しています。
成長したキョンミン役で”韓国クラシック界の貴公子”ジュリアス=ジョンウォン・キムが出演しているのも話題です。
(2007/10/1 KBCシネマ)
「パーフェクト・ストレンジャー」
やり手新聞記者のロウィーナ(ハル・ベリー)は幼馴染の死を調べるうちに容疑者として巨大広告会社社長のハリソン・ヒル(ブルース・ウィルス)が浮かび上がる。同僚のマイルズ(ジョバンニ・リビシ)と調査を進めるロウィーナは、まわりの者達のこれまで知らなかった真実の顔に気づくことに・・。
”ラストの7分11秒まで犯人は絶対分からない!”というチラシのコピーに偽り無し、完全にだまされてしまいました。
ジョバンニ・リビシという個性的俳優を使っているところがミソ。
ネット上では他人になりすますことなどは簡単にできることで怖いもの。
ホラーは苦手ですがサスペンスものは好きなのでそこそこ楽しみました。
ハル・ベリーのナイスバディは素敵だけど「チョコレート」が素晴らしかっただけに今ひとついい役に恵まれないのがお気の毒です。
(2007/9/30 イオンシネマ佐賀大和)
泣ける韓国映画、泣かせる日本映画は最近はほとんど見ていなかったのですが、子供が主人公でピアニストの映画ならば話は別です。
落ちこぼれのピアノ教師ジス(オム・ジョンファ)は近所に住む孤児の悪ガキ、キョンミン(シン・ウィジェ)がピアノに興味があり、絶対音感を持つことに気づき、最初は自分のステップアップのためにピアノの指導を始めます。次第に心を通わせる2人でしたがコンクールの舞台でキョンミンは過去のトラウマからピアノを弾くことができません。
キョンミン役のシン・ウィジェは監督が全国のピアノ教室を回り1年以上かけて探し出した少年だそうですが、とても初めての演技とは思えないほどで、最初の野生児的な顔が次第に先生ジスを慕う優しい顔へとピアノに留まらず演技面での才能も感じさせました。
レッスンの度に上達していく様子がとても楽しく、コンクールで1位を獲得している天才少年だけあり見事なピアノを聞かせてくれます。
アメリカ人音楽教授のホームパーティで先生のためにピアノを弾くキョンミンの誇らしげ姿にここでも涙がでました。
「北京ヴァイオリン」のピアノ版とも言えそうです。祖母のキョンミンへの思い、ジスの下した決断、そして最後に用意された感動のシーン、全編ピアノの名曲に彩られた、愛すべき映画でした。
監督のクォン・ヒョンジンはこれまで200本以上のCMやミュージックビデオの演出を手がけ、これが長編劇映画第1作。韓国の映画祭でこの映画で新人賞を受賞しています。
成長したキョンミン役で”韓国クラシック界の貴公子”ジュリアス=ジョンウォン・キムが出演しているのも話題です。
(2007/10/1 KBCシネマ)
「パーフェクト・ストレンジャー」
やり手新聞記者のロウィーナ(ハル・ベリー)は幼馴染の死を調べるうちに容疑者として巨大広告会社社長のハリソン・ヒル(ブルース・ウィルス)が浮かび上がる。同僚のマイルズ(ジョバンニ・リビシ)と調査を進めるロウィーナは、まわりの者達のこれまで知らなかった真実の顔に気づくことに・・。
”ラストの7分11秒まで犯人は絶対分からない!”というチラシのコピーに偽り無し、完全にだまされてしまいました。
ジョバンニ・リビシという個性的俳優を使っているところがミソ。
ネット上では他人になりすますことなどは簡単にできることで怖いもの。
ホラーは苦手ですがサスペンスものは好きなのでそこそこ楽しみました。
ハル・ベリーのナイスバディは素敵だけど「チョコレート」が素晴らしかっただけに今ひとついい役に恵まれないのがお気の毒です。
(2007/9/30 イオンシネマ佐賀大和)