「一ノ瀬泰造写真展」



秋晴れの気持ちのいい日がずっと続いていました。
文化の日、今日も快晴です。こんな日くらいは映画館の暗闇から抜け出しましょう。
武雄市立図書館で開催されている「一ノ瀬泰造写真展」へ向かいました。
武雄市出身の報道カメラマン一ノ瀬泰造の生誕60年の写真展です。
戦火のベトナム、カンボジアで撮られた2万点の中から100点あまりと泰造の遺品が展示されていました。
写真に添えられた泰造の手紙に涙がこぼれそうになりました。
地雷で足を失くした兵士や子供、ひどい傷をおった子供の顔など戦場の様子を生々しく伝える写真に戦争の悲惨さを思わずにはいられません。
戦争が日常にある暮らしというものを見事に捕らえた泰造の写真の数々、その中で子供の笑顔の写真にはこちらでカメラをかまえる泰造の笑顔が浮かびます。
遺品の中には泰造が父親から小学校3年の時に初めて買ってもらったカメラや、大学の頃の手帳、直筆の手紙(コピー)も。
15日からは写真を入れ替えての展示となるそうでできればそちらも見てみたいな。
期せずして映画「地雷を踏んだらサヨウナラ」が今晩KBCで放映されます。
チネチッタの100回上映記念で上映したのがこの映画でした。
たくさんのお客様に来ていいただきました。
友人へ書き送った手紙
「今回は、地雷の位置も全然分からず、行き当たりドッカンで、例のところの最短距離を狙っています。去年僕が向こう側につかまり、すぐ放された所の近くでもあります。・・・・・・
旨く撮れたら東京まで持って行きます。もしうまく地雷を踏んだらサヨウナラ!今から同居している大勢の子供たちを撮ります。」
この写真展は11月30日(金)まで武雄市立図書館で開催。
http://taizotakeo.net/